新型コロナウィルス対策として、政府は13日からマスクの着用ルールを緩和した。
「マスクの着用は個人の判断」東京・霞が関の厚生労働省では、職員らの勤務の様子が報道されたが、実際は業界によっては着用を推奨するところもある。特に、感染リスクの高い高齢者施設や、医療機関などでは、ほとんどの人が着用している。
とある高齢者施設では、職員だけでなくデイサービス利用者、訪問の家族まで、引き続きマスクの着用をお願いしている。「施設の中にウィルスが入ると、利用者や特に職員は死に物狂いで対応しなければならない」という。
「状況に応じて使い分け」が6割強
13日以降のマスク着用に関するインターネット調査によると、(※1)「無条件で着用する」27.8 %、「状況に応じて使い分ける」66.7 %、「状況に関係なく着用しない」5.5 %となった。
一橋大の高久玲音准教授(医療経済学)の調査によると、マスク着用の動機として「周りの目」を挙げている。花粉症の季節などもあり、当面は着用する人が多いものの、マスク着用に不快感が出始める夏頃、徐々に脱マスクへ変化していくだろうと述べている。
※1 「ライボ」(東京)対象者数20~50代の男女561人
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