介護福祉士試験 直近10年で2番目の少なさ 人気ランキングでは4位に

介護ニュース

第35回介護福祉士国家試験の受験者数が明らかとなった。前回より3931人減少、7万9151人が受験した。ただ、「10年後に武器になりそうな資格ランキング」では4位にランクインしている。

介護福祉士は、需要が高まる介護業界での唯一の国家資格だが、実際は試験突破の難しさからか、受験人数も減少している。社会福祉振興・試験センターの報告によると、前回から3931人減少し、7万9151人が受験。6年ぶりの減少となった。2016年に「実務者研修」の修了が加えられてから、受験者数は一気に減少。直近5年間は8万人台~9万人台だったのが、今年度の受験者数は6年ぶりに7万人台の減少となった。(※1)

※1 介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移(厚生労働省)

10年後「武器になりそうな資格」人気ランキング 4位介護福祉士 1位ケアマネージャー

介護福祉士の受験者数は減少傾向だが、株式会社ユーキャンが興味深い調査を行った。20代~60代の男女 402名を対象に「働き方と学び方に関する意識調査」のアンケートを実施。トップ5のうち、介護関連の資格がうち3つを占めた。
1位 ケアマネージャー(14.4%)
2位 ファイナンシャルプランナー(13.7%)
3位 社会福祉士(12.9%)
4位 介護福祉士(12.7%)
5位 行政書士(11.2%)


調査名:調査名:働き方と学び方に関する意識調査
出展元:株式会社ユーキャン

超高齢化社会に突入した現状で、今後10年に期待されている介護業界の資格。国家資格でもある介護福祉士は、実務者研修が加えられ、合格への壁が立ちはだかるものの、今後の長い高齢化社会を考えれば、将来的には有望が期待される資格となっている。

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