介護施設クラスター 4週連続増加 障害者入院の付き添い認める通知も

介護ニュース

厚生労働省は、これまで発生した高齢者施設でのクラスター件数を公表した。

累計1万5000件超え 第8波による悪化を懸念
14日までの直近件数は527件。前週と比べると146件の増加となった。クラスター件数は4週連続の増加となり、累計1万5000件を超えた。500件を超えるのは約2か月ぶり。第8波が来ているといわれる中で、さらなる状況悪化が懸念されている。

コロナ感染した障害者への付き添い 全国に通知
クラスター件数が増加する中、厚生労働省は自身での意思疎通ができない障害者への入院付き添いの許可の通達を全国に通知した。医師や看護婦など医療従事者と、患者本人との意思疎通を図るためにも、付き添いを禁止している医療機関へ通知。ヘルパーなどの病室への入室を認めない医療機関もあり、第8波を見据え、障害者のコロナ感染による入院時の環境改善を図る。

付き添うヘルパーなどの役割は「障害者が医療従事者と意思疎通する上で極めて重要な役割を担っている」と指摘。
一人ひとり異なる介護方法に加えて、障害者本人の強い不安やパニックを和らげることが可能と、医療機関に通知できる。通知先の自治体にも、地域の医療機関へ受け入れの後押しと、管轄である障害福祉課のサービス事業所への周知も進めてもらう。
さらに、感染対策の手本として、付き添いを認めている医療機関の感染対策を具体的に示唆。付き添うヘルパーなどと打ち合わせを行い、ガウンなどの防護具の着脱方法を指導するといった取り組みも紹介した。

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