介護保険証とマイナンバーカード一体化へ 

介護ニュース

政府は2024年に、保険証とマイナンバーカードの一体化を打ち出したが、介護保険証も一体化する検討に入っている。

現在、65歳以上に送付される介護保険証は、各自治体から紙でできたカードが送付されており、介護認定や各種介護サービス利用の際に提示している。この紙ベースの介護保険証をマイナンバーカードと一体化し、健康保険証、介護保険証としての機能も一枚のナイナンバーカードに集約する。

厚労省によると、一体化することにより、自治体に出向くことなく一枚で手続き等も完結するため、利用者、自治体、介護事業者の3者にとっての利便性向上を目指す。また、介護保険証は65歳になると送付されるが、実際に介護保険証を使うのは70代や80代が多く、送付されてから利用するまでの期間で紛失すると、再発行の手間もかかるという課題もあるという。

厚労省は、自治体や利用者などから意見を聴取し、2023年度中に議論をまとめる。早ければ25年度に一部自治体で先行導入を考えている。カード1枚で3役こなせるとなれば、利便性や効率も上がる一方で、デジタルに弱い高齢者への対策も検討する構えだ。

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