「看護師の仕事はきつい?」きつい理由3つ・やりがい3選を解説!

訪問看護

看護師の仕事はきついのでしょうか?
社会人になったけれど、今から看護師免許をとりたいと考えたことはありませんか?

今回は、看護師が直面するつらさや悩み、そして、それに対する解決策を紹介します。苦労やストレスも多いと言われますが、人々の命と健康を支えるやりがいのある仕事です。活躍できる職場も多いので、免許取得を考えて損はないと思います。

看護師になりたい方はもちろん、看護師の方、医療現場に携わる方も、ぜひお読みください。

看護師の仕事がきついってホント?きつい理由ワースト3

看護師の仕事は、人の命に関わる仕事です。そのため、ストレスやプレッシャーがつきまとうかもしれません。ここでは、看護師の仕事がきついと思う理由3つを発表します。

1.看護師という仕事の責任の重さ

看護師が担当している業務は多岐にわたります。たとえば、病状を観察し、服薬や点滴、急変時の対応、人工呼吸器など医療機器の管理、健康教育、精神的ケア、日常の食事や排せつケアなどです。

人の命に関わる仕事であるため、常に細心の注意が必要ですが、経験や学び、チームのチカラで解決できるでしょう。

2.長時間勤務・肉体労働

病院は24時間稼働です。勤務は二交代制という、夜間に16時間以上勤務する形態もあります。早番・遅番を導入している職場もあり、勤務体制が複雑で、生活リズムが乱れやすいです。また、超過勤務になったり、長時間立ちっぱなしであったり、重いものを運んだりなどの肉体的な負担もあります。

近年の勤務環境は、改善傾向です。働く場所を選択できれば解決できるでしょう。ライフスタイルによっては、複雑な勤務が良いという看護師もいます。

3.看護師不足

看護師の人手不足が問題となっています。一人の看護師に対し、担当する患者さまが多くなると、必然的に仕事量も増加。人手不足が、人間関係が上手くいかない原因を招くこともあります。そのため、どこの職場も人員確保に余念がありません。

職場や日本看護協会などは、これらの「仕事がきつい理由」を減らして、人員を増やそうと、改善策を打ち出しています。ですから、以前に比べて、働きやすい環境へと変わりつつあります

そのような中、嬉しいニュースがありました。

第一生命保険株式会社が、小中高生を対象におこなった「第 33 回大人になったらなりたいもの」調査では、「看護師」が上位に浮上。世情も影響したのか、小学生女子第二位、中学生女子第二位、高校生女子第三位になったのです。今後の看護師人口増加に期待されます

看護師を続けられる「やりがい」3選

看護師の仕事は、きつい面がある一方、人の役に立てる「やりがい」のある職業社会のニーズも高いです。ここでは、看護師のやりがいを考えます。

1.看護師の高い専門性が人の役に立つ

所属先に応じた医療知識や技術を習得し、医師や他の医療従事者と協力して、患者さまに必要なケアを提供します。一生懸命に学び、提供したケアで、患者さまの回復や健康維持につながることは、最も大きなやりがいです。

患者さまが元気に「お世話になりました」と、退院されることは、看護師の喜びとなります。

2.患者さまとの信頼関係・同僚との連帯感

看護師は、患者さまの一番近い存在であるため、信頼関係が築かれやすいです。声に耳を傾け、その人に合ったケアを提供することで、感謝されることも多いでしょう。

またチームで働くことが多いため、連帯の必要性を感じます。一人で解決できない問題があったとしても、チームメンバーで協力し合えるのもやりがいの一つです。

3.ニーズがあり多様な職場で活躍できる

看護師の職場は、病院や診療所での勤務だけでなく、地域での保健活動や企業の健康管理などがあります。自分の興味や能力に合わせて、キャリアアップすることができるため、続けてやりがいを感じることができるでしょう。

看護職は社会ニーズが高く、多くの場所で活躍できます。そのため、「介護職でした。」「会社員でした。」など、他業種を経験してから看護師免許を取得して、働き始めた方もおられました。

看護師の高い専門性やキャリアアップ、患者さまや同僚との信頼関係・連帯感など、やりがいを感じる要素がたくさんあります。社会のニーズも高く、AIができない業務も多いため、仕事がなくなることはありません。また、職場や社会全体は、個人の働き方を尊重し、サポートし続けることが必要でしょう。

看護師に必要なセルフケア3選

看護師の仕事は、時には肉体的、精神的な負担が大きく、きついと感じることがあります。長時間労働やストレスにさらされると、病気やうつ病にかかるリスクが高まることは、多くの研究からあきらかです。

ストレスと上手に付き合い、看護師の仕事を続けるため、解決策を3つ選んで紹介します。

1. 健康的なライフスタイルを維持すること

看護師は、身体的・精神的な負担が大きい職業です。ストレスを軽減するためには、適切な休息をとることが重要。リラックスやリフレッシュ、瞑想やストレッチ、ヨガ、音楽鑑賞、読書、散歩など、自分に合った方法を身につけましょう。

そのため、健康的なライフスタイルを維持することが求められます。適度な運動やバランスの取れた食事、十分な睡眠など、自分自身の健康管理を徹底することが重要です。

2. 患者さまの死や痛みに直面するストレスに対処

命を預かる看護師にとって、死や痛み、悲しみ、苦しみと向き合うことは避けられません。そのため、普段から、心と体を整えることが重要です。勉強や経験を通して、臨機応変な対応力を身につけ、かわす力や向き合う力を養いましょう。

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3. 次なる目標を持つ

自分自身の興味や将来のビジョンに合わせて、キャリアアップの勉強や資格取得を行うことが重要です。常に次なる目標が持てると、燃え尽き防止となり、仕事への意欲が保てるでしょう。

目標を持ち自己肯定感を高め、プライベートな時間を確保してストレスを発散すること、ストレスチェックを受けることも必要な取り組みです。患者さまの健康を支援するためにも、看護師自身が健康であることは重要になります。相談できる相手を見つけることも効果的です。

まとめ

看護師は、命や健康を支援するやりがいのある仕事です。

看護師を続けるためには、信頼関係の構築や高い専門性、セルフケアマネジメントなどが必要です。看護師自身が健康を守りつつ、仕事とプライベートのバランスをとり、仕事でやりがいと自信がもてる目標や環境作りが重要になると思います。

きついと思うことは、看護観や環境なども影響するかもしれません。一度、身近な知り合いや看護協会に話しを聞く機会がもてると、あなたの「看護師になりたい」思いが強くなるかも。

社会ニーズに応え、やりがいを感じつつ、一緒に働きませんか?!

投稿者プロフィール

戸田
戸田看護師
看護師歴20年。病棟から介護施設・訪問看護などで勤務。2020年からライター活動を開始。みなさまのお役に立てるような記事を作成したいです。どうぞよろしくお願いいたします。

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