岸田総理 介護人材確保の政策を指示 介護ロボットペッパー君も活躍

介護ニュース

政府は24日に、社会保障の改革を進めるため「全世代型社会保障構築本部」を首相官邸で開催。岸田首相は加藤勝信厚生労働相に対し、介護人材の確保に向け政策を年内にまとめるよう指示を出した。

「事業者の生産性向上と働きやすい職場環境作りのため、優良事業者の表彰、経営の見える化、介護ロボット・ICT機器の導入促進を含めた総合的な政策パッケージを、年末までに取りまとめて頂きたい」とした上で、「介護分野の人材確保、これは重要な課題」と強調。
さらに改革論点の整理をし「在宅サービスや、地域包括センターの環境整備を推進する」と方向性を指示。協働化や人材、資源の有効活用に取り組むこととした。

人材不足や介護施設の倒産が相次ぐ中で、これから始まる訪問介護と施設サービスの連携など資源と人材の有効活用を考慮に入れた施策が年内に提示される予定。政府の政策に期待したい。

人型ロボット「ペッパー君」介護施設で活躍中
以前から政府が謳う「介護業界の改革」の中にIT化や、人材不足解消があるが、介護施設では人型ロボット「ペッパー君」など人材不足の解消としてITを活用しているところが増えてきている。
2021年10月、ソフトバンクロボティクスは介護施設での活用を視野に入れ、トライアルを開始。現在は法人事業への斡旋も行っている。

人の形をしたロボットに、介護施設で使われるレクチャーや、夜の巡回など仕様によってプログラムを搭載。
忙しいスタッフの代わりに、ロボットが介護労働の補助にあたる。レクレーションでは、高齢者と会話や体操をしたり、顔認証により個々にあった言語やリハビリまで行う。すでに「Pepper for Biz 3.0」として法人に特化したサービスを展開している。

深刻な人事不足、コロナ渦の物価高騰、離職率。問題を山ほど抱える介護業界だが、政府の具体的なかじ取りが年内にも暫定される。問題解決につながる政策に期待したい。




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