男性の介護士さんが増えてきた中で、髪型は何にすればいいか悩む方もいるのではないでしょうか?おしゃれしたいけど、どこまでの髪型なら許せるの?と思う方もいるでしょう。
本記事では現役介護士の筆者が、実際に介護現場で見てきた髪型や髪色などを紹介しながら、おすすめの髪型や、髪型を決める際の注意点を解説しています。
実際の介護現場で目にした男性介護士の髪型
筆者が介護現場で実際に目にした男性介護士の髪型は、以下のようなものです。
- ツーブロックショート
- ツーブロック七三
- ソフトモヒカン
- 坊主
- ウルフヘア
- ツイストパーマ
- 肩近くまであるロングヘア
- ベリーショート
など。
意外とおしゃれな介護士が多い印象です。やはり、利用者さんを相手にする対人サービスであることが、身だしなみを整えようという意識につながっていると感じました。
髪色については、基本的には黒髪の方が多いですが、事業所によっては髪染めOKというところもあり、金髪の介護士もいました。
ただ、明るい色はNGであったり、ドレッドヘアなど奇抜な髪型はNGなどのルールがある事業所もあるので、不安であれば一度上司や同僚に相談してみるといいでしょう。
男性介護士の髪型を決める際の注意点
男性介護士が髪型を決める際の注意点は、以下の3つです。
- 長さや髪型よりも整えているかが大切
- 髪色は事業所の規則を確認
- 利用者様に不快感を与えていないかを把握
髪型や髪色は自分をどう見せるかという考えが先行しがちですが、どう見られるか?相手がどう感じるか?ということも、介護士として重要なので意識しておきましょう。
では、一つずつ解説していきます。
長さや髪型よりも整えているかが大切
先述のとおり、髪の毛が長い方やパーマなどをかけている方も実際にいます。ただ長いからと言って不潔な感じはなく、自分でしっかりとセットをして整えることで清潔感を保っていました。
また男性介護士でも肩まで髪の毛が届くような長さの方もいましたが、女性と同じように邪魔にならないようまとめて問題なく仕事をしていました。
介護士にとって髪型は利用者様からの印象を決めるもので重要ですが、髪型だけにこだわるのではなくしっかりと整えられているかを確認しましょう。仕事前には鏡を見て、寝癖はないか、セットは乱れていないかなどをチェックするのがおすすめです。
ちなみに筆者が働いている施設では、介護士が通過するいたるところに鏡が設置されており「身だしなみチェック!笑顔を忘れずに!」といった言葉が添えられています。私はそれを見て、身だしなみを気にしながらいつも仕事ができています。
髪色は事業所の規則を確認
髪色に関しては、働く事業所の規則に従いましょう。
基本的にほとんどの介護事業所では、明るい色や奇抜な色は禁止されています。ただ、中には金髪OKという事業所も実際にあります。
「介護士だから髪を染めたらダメ」と諦めるのではなく、事業所の規定を確認してどこまでの色ならOKか確認しておしゃれを楽しむのもいいでしょう。
筆者が一緒に働いた介護士の中で、最も印象的な髪色はピンクです。男性ではなくパートの女性でしたが、髪色だけでなく性格も明るくて施設長も特に指摘することはありませんでした。(実はダメだったかもしれませんが、真相は分かりません…)
髪色に関する印象的なエピソードとして、ある介護士の髪色が徐々に明るくなることに対して悪い印象を持っている利用者様がいました。その利用者様の話をよく聞いてみると、介護士の髪色に対してではなく態度に対して怒っていたようです。
このように髪型や髪色よりも、仕事に対する姿勢や態度などを利用者様は見ています。身だしなみを整えるとともに、普段の仕事も整えることを意識してみましょう。
利用者様に不快感を与えていないか把握
どんな髪型をするにしても、利用者様が不快であれば良いとは言えません。
極端な例ですが、金髪でモヒカンだと今の世代の利用者様にとっては受け入れ難い髪型と言えます。髪型を決める前には、利用者様がどう感じるだろうか?不快に感じないだろうか?といったことを客観的に考えてみましょう。
最近ではツーブロックやおしゃれ坊主など、さまざまな髪型をしている男性介護士が増えています。利用者様もそういった髪型に対して「スッキリしたね」「おしゃれだね」といってくださる方もいます。
以上のことを考えると、どんな髪型をするかというよりも清潔感のある髪型やセットを意識しましょう。
また男性介護士は髪型以外に、髭の剃り残しにも注意が必要です。こちらも髪型同様に整えていればOKという事業所もありますが、対人サービス業の基本として髭はキレイに剃ることをおすすめします。
髭が好きな利用者様もいるかもしれませんが、多くの方はキレイに剃っている状態に清潔感を抱きます。髪型をはじめとした身だしなみに悩んだら、より多くの人が清潔感を感じる姿を目指しましょう。
男性介護士は髪型よりも人間性が大事
ここまで男性介護士の髪型について解説してきましたが、結論としては髪型よりも人間性が大事であるということです。
例えばどんなにキレイで清潔な髪型をしていても、利用者様に対する介助が雑であることや声かけが乱暴だと、良い印象は抱きません。むしろ嫌いになるでしょう。
結局は髪型や髪色はおまけみたいなもので、言動や態度で相手に与える印象は大きく変わります。金髪でも明るくて一生懸命ならOKですが、キレイな髪型や見た目なのにいつも怒っているのはNGです。
特に介護の現場では認知症の方を相手にする場面が多くあります。認知症の方は介護士の言葉は理解できなくても、態度や雰囲気は敏感に感じ取れます。
言葉は丁寧でも言い方がキツイと、相手に感情が伝わるものです。髪型や身だしなみを意識しながら、心も一緒に整えることを意識してみるといいでしょう。
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まとめ
今回は男性介護士の髪型について、現役介護士である筆者の経験をもとにお話しさせていただきました。
基本的には、清潔感のある髪型と落ち着いた印象の髪色が良いでしょう。その際は自分視点だけでなく、利用者様がどういう印象を持つかという客観的視点も持って考えてみましょう。
ただ髪型や髪色などの身だしなみを気にするだけでなく、仕事に対する姿勢や利用者様への態度も整えることを意識することが大切です。
本記事を書きながら思ったことは、おしゃれな髪型をして楽しい気持ちで介護の仕事に向き合い、利用者様にも良いケアを提供するのが好循環であるということです。
男性介護士はさまざまな髪型を楽しいつつ清潔感を意識して、見た目も心もスッキリした状態で日々利用者様に向き合っていきましょう。
投稿者プロフィール
- 介護業界17年目の現役介護職。介護リーダーや管理職の経験もあり、現在は地方法人のグループホームに勤務。介護職の傍ら、介護士の転職メディア「介護士の転職コンパス」の運営や、複数のメディア(介護に限らず)でWebライターとしても活動中。主な保有資格は、介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉士など。
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